皆さん、こんにちは!
これまであまり縁のなかったマクロ撮影を一度チャレンジしてみたいと思い、「接写リング」(マクロエクステンションチューブ)なるものを手に入れました。
本当はマクロレンズも考えたのですが、購入してしばらくして飽きちゃった場合に、さすがにもったいないですからまずはお試しということで。
マクロ撮影するには
マクロ撮影する方法として、僕が知っている方法は下記のとおり。
マクロ撮影の方法
1.マクロレンズを使用して撮影
「マクロレンズ」という名の専用のレンズ。被写体に寄ることができ、撮影倍率が0.5倍~1倍のレンズです。専用のレンズを新たに購入する必要があります。
2.接写リングを使用して撮影
カメラのボディとレンズの間にリング状のものを挟むことで、被写体に寄ることが出来ます。
3.クローズアップレンズで撮影
レンズ側の前面にフィルターのように装着することで、被写体を大きく映すことが出来ます。
4.レンズを反対にして撮影(裏技)
レンズを反対にしてボディにあてて、撮影します。ただ両手が離せないのでピント合わせが難しいですね。「リバースアダプター」というもので固定する方法もあります。
何故、マクロ撮影に接写リングを選んだのか
マクロ撮影でまず接写リングでやってみようと思ったのは、下記の理由からですね。
・手持ちのレンズがそのまま使える、どのレンズがマクロ撮影に適しているか見極めたい
・オールドレンズでふんわりとしたマクロ撮影をやってみたい
特に勝手な思い込みかもしれませんが、「オールドレンズ」と「花」の撮影が合いそうだったから。。。
手に入れた接写リングは?
僕はフルサイズとAPS-CのSONYユーザですので、もちろんEマウント対応のものです。ただ中にはフルサイズ対応となっていないものがありますので、フルサイズで使う場合は、「フルサイズ対応」を確認する必要があります。
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10mmと16㎜のセットで、重ね合わせて使うこともできるので、3通りの使い方できます。
電子接点もついてますから、EXIF情報もしっかり入ってきます。まあ、オールドレンズを使う場合は、最初から入ってこないので関係ありませんがね。
自分はMeikeのものを買いましたが、Kenkoの方が金額的には高いですけど安心できそうです。
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小さな紙の箱で送られてきます。
説明書も一応入ってます。中国語と英語で書かれていましたね。
キャップの前後と、接写リング2個入っています。
全体的にプラスチック感があり、少しチープな感じがします。その分、軽くて良いのですが。
実際にα7ⅲに着けて撮影テスト
まずはα7ⅲで室内での撮影テストです。
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最短撮影距離 0.35mなので、まあ近接撮影能力としては特段優れているわけではありません。
500円玉で拡大能力をテスト
どのくらいまで拡大できるかが気になったので、先ずは500円玉でテストです。
1.接写リング無し
2.接写リング(10㎜)
3.接写リング(16㎜)
4.接写リング(10mm+16㎜)
重ね合わせにすると、画面一杯に500円玉が拡大されました。
部屋の中の小物を撮影
一つ目は小さなキーホルダー。寄れ具合がハンパないので、かなり拡大して撮れます。
次は化粧品のミニボトルの蓋を撮っています。金属の質感が良く伝わってきますね。
マクロ撮影で定番の時計。これは明らかに失敗です。8~12の文字が完全にボケてしまってます。開放F2.8で撮ったのすが、ボケ感がすごいですね。被写界深度が非常に狭いので、ピント合わせがなかなか難しいです。
接写リングを付けての作例
用いたレンズはお花のマクロ撮影で似合いそうな、オールドレンズです。ボディはα7Ⅲで。
Pentax M42 Super Takumar 55mm F1.8
RAWで撮影し、Lightroomで仕上げていますよ。
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接写リングでの撮影で気を付けたいこと
1.被写体にレンズを接触させないように!
接写リングを付けると、被写体にどんどん寄っていけてしまいますから、勢いで被写体にレンズの前玉をぶつけてしまう可能性があります。
レンズに傷が入ってしまうと、下取りの評価はすごーく下がりますからね。気を付けましょう。心配な人はレンズフィルターを!
2.被写界深度がすごーく薄い!
ピント合わせが非常にシビアです。数㎜動くだけで、ピントがずれてしまいます。特にF値が小さい場合はさらにシビアになってしまいます。
厳密に合わせるのはかなり難しいので、三脚でしっかり固定して合わせるか、一つの絵で、多数の絵を撮っておいて、後ではっきりしているものを選びましょう。
3.ボケは適量に!
開放F値で撮ってしまいがちですが、ボケ量がすごいので、被写体のはっきりさせたい部分の広さや状況に応じて、F値を調整する必要がありますね。
何でも開放だとボケボケ写真を量産してしまうことになりそうです。
まとめ
マクロ撮影は、風景写真のように絶景のところを探したり、ポートレートのようにモデルさんを探したりする必要がないので、被写体を身近なところで手軽に見つけることが出来ます。
いまのところ接写リングでやってみようとは思ってますが、本格的にハマればマクロレンズに手を出すかもしれません。
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