皆さん、こんにちは!
CANONの一眼レフやSONYのミラーレスを使っていた時には、RAWファイルをメインに使っていたので、JPEGのシミュレーションなどは全然気にしていなかったのですが、
FUJIFILMのミラーレスを使い出してからは、ウリであるフィルムシミュレーションを使って「撮って出しJPEG」でそのまま保存しておくこともするようになりました。
フィルムメーカーだけあって、フィルムシミュレーションの機能が充実しており、別にRAW現像しなくてもいいんじゃないの?と思わせるくらいいい風合いを出してくれます。
FUJIFILMユーザなら、せっかくなので、お気に入りのフィルムシミュレーションを見つけて、写真ライフを楽しんでくださいね。
目次
FUJIFILMのフィルムシミュレーションとは
公式ページでは下記のように書かれています。
フィルムシミュレーションとは、撮影意図に合わせてフィルムを取り替えるように、発色やコントラストを変化させることができる機能です。フジフィルム公式Q&Aより
他のメーカーでは、SONY:クリエイティブスタイル、ニコン:ピクチャーコントロールシステム、パナソニック:フォトスタイル、などと言われていますが、そんな機能があるとは知っていても積極的に使おうと思ったことはありませんでした。
言葉のイメージだけなのかもしれませんが、「フイルムシミュレーション」というと、撮影時に昔のようにフィルムが自由に選べる!なんて想起できちゃうので、使ってみたい!と思いますよね。
フィルムシミュレーションのラインナップ
現時点(2020/05/17)で確認できたフィルムシミュレーションのラインナップは12種類。これだけあるとどれで撮っていいか迷いますね~。
名称
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特徴
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PROVIA/スタンダード
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自然な発色、見た目通りをお求めなら
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Velvia/ビビッド
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鮮やかな発色、メリハリが欲しい時
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ASTIA/ソフト
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肌色が自然に、人物撮影に適している
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CLASSIC CHROME(クラシック クローム)
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渋みのあるドキュメント風な感じ |
PRO Neg.Std(プロネガ スタンダード)
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きめ細かい肌色描写。スタジオポートレート向け
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PRO Neg.Hi(プロネガ ハイ)
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やや鮮やかな色彩、建築撮影にも最適
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SEPIA(セピア)
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レトロな感じ
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モノクロ
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モノクロ写真
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アクロス
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より滑らか、かつ美しい質感のモノクロ |
ETERNA
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動画撮影向け
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クラシックネガ
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高いコントラストにより立体感表現 |
ETERNA ブリーチバイパス
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”銀残し”のフィルム現像技法を再現
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「クラシックネガ」や「ETERNAブリーチバイパス」は比較的新しいシミュレーションであり、古い機種には残念ながらついていません。。。
「ETERNAブリーチバイパス」は最新機種X-T4のみですね。
撮影サンプル
サンプル撮影に用いたのは、いつも鞄に入っていて出動率が一番高いX100F です。
※新しい「クラシックネガ」「ETERNA ブリーチバイパス」は、ついていないのでサンプル撮影しておりません。
サンプル①
★PROVIA/スタンダード
★Velvia/ビビッド
★ASTIA/ソフト
★CLASSIC CHROME(クラシック クローム)
★PRO Neg.Std(プロネガ スタンダード)
★PRO Neg.Hi(プロネガ ハイ)
★アクロス
★モノクロ
★SEPIA(セピア)
サンプル②
★PROVIA/スタンダード
★Velvia/ビビッド
★ASTIA/ソフト
★CLASSIC CHROME(クラシック クローム)
★PRO Neg.Std(プロネガ スタンダード)
★PRO Neg.Hi(プロネガ ハイ)
★アクロス
★モノクロ
★SEPIA(セピア)
サンプル③
★PROVIA/スタンダード
★Velvia/ビビッド
★ASTIA/ソフト
★CLASSIC CHROME(クラシック クローム)
★PRO Neg.Std(プロネガ スタンダード)
★PRO Neg.Hi(プロネガ ハイ)
★アクロス
★モノクロ
★SEPIA(セピア)
おすすめのフイルムシミュレーションは?
カラーなら「クラシック・クローム」
★CLASSIC CHROME(クラシック クローム)
オールドレンズというわけではないですが、時間がやや巻き戻しされたようなノスタルジックな雰囲気があります。
モノクロなら「アクロス」
★アクロス
単純な「モノクロ」」と比べると、コントラストが少し強く、階調がしっかり出ているようですね。自分としては、もう少しメリハリが欲しいので、通常はパラメータを少し触って使っています。
まとめ
X-Pro3やX100Vなら「クラシックネガ」、X-T4なら「ETERNA ブリーチバイパス」という具合に、新しい機種には新しいフィルムシミュレーションが付いてきます。これがまた新機種の購買意欲をそそるのです。うまい戦略ですね。
さすがに新しいフィルムシミュレーションが追加されたからと言って、それだけで新機種を購入する人はいないと思いますが、購入時の重要なファクターになっていることも事実です。
とはいえ、新しいものをずっと追い続けることも出来ないわけで、先ずは今持っている機種でのシュミレーションをしっかり使いこなしましょうね!レンズと一緒で、フイルムシミュレーション沼に陥らないためにも。