皆さん、こんにちは!
GRⅢを使い始めて約3か月。最強のスナップシュータであることには異論はないのですが、FUJIFILMのミラーレスも併用してるとどうしても、弱点を感じてしまうことがあります。
どんなことかというと、
- 明るいときにが外部モニターは見づらい!
- 外部モニターの画像自体が見ずらくなっている(老眼?)!
- 撮影は手でのみ本体を支えてなので手振れしやすい!
ファインダーはなくても大丈夫と思っていたのですが、どうしても欲しくなり、専用の外部ファインダーを購入してしまいました。
そんなわけで、購入した「RICOH 外部ミニファインダー GV-2」をレビューしていきます。
▼GRⅢユーザなら手元に置いておきたい一冊
GV-2をなぜ外部ファインダーとして選んだのか?
ズバリGRⅢに最も似合うからです。
選択肢としては、以下の三つがありますね。
- RICOH GV-1を購入する
- RICOH GV-2を購入する
- ほかのメーカーのものを購入する
1.RICOH GV-1を購入する
GV-1は28㎜と21㎜の枠があって、ワイドコンバーターを使うのであれば、選択としてはありかと思います。自分は28mm以上の広角が欲しい場合は、別のカメラでと割り切っているので、ワイコンを使う可能性もないということで選択として落としました。こちらのほうが安いのですが、ちょっと大きいですからね。
2.RICOH GV-2を購入する
GV-2の方は、28mmの枠と1:1の目印がついています。ビューファインダーとしては、最小化されているのと、純正なのでGRにも溶け込んでいてさりげなくついている感じなので、こちらを購入
3.ほかのメーカーのものを購入する
ネットでほかにも合いそうなものがないか探してみたのですが、見つかったのがこれ↓
◆VoightLander View Finder 28mm
フォクトレンダーはお気に入りのレンズメーカーですが、お値段が高いのと評判の情報が少ないので断念。
GV-2をGRⅢに取り付けてみる
GV-2単体
▲正面から撮影
▲真横から撮影
▲背後から撮影
白い枠が見えますか?このラインが28mmの画角ということで、枠に収まっている範囲が写真として撮れることになります。
精度については、しっかりチェックはしておりませんが、おおよそ枠の中の絵がシャッターを押した後に見える感じですね。
GRⅢに取り付けてみる
▲正面から撮影
GRⅢ本体にちょこっと上についている感じなので、さほど違和感はないですよね。このおまけ的についている感じが重要なんです。
▲真上から撮影
見ての通りでっぱりがカメラ本体の幅と比較してもでっぱりがほとんどありません。
▲真横から撮影
▲背面から撮影
GR本体に取り付けしたときに、一つ難点は今持っている純正のカメラケースには入らないことが判明。カメラケースよりもファインダー優先ということで、カメラケースは別途、探したいと思っています。
GV-2をGRⅢで活用するためのおすすめ設定
つけてみるとわかりますが、液晶モニターをシャッター時に基本使わないことになるので、いくつか気を付けておかないといけないことがあります。
購入した後、気づいたのですが、GRⅢにはビューモードで非表示の設定ができるんですね。光学ファインダーを使うのならば、まぶしさ防止等で一時的に使うのならともかく、基本、非表示モードになると思います。
設定の仕方は下記の通り。
カメラ背面の右下の「DISP」ボタンを押して、モニター表示を切り替えてください。何回か押すと画面表示が消える時があるのでその状態にします。
ただ、そうすると下記の問題が発生します。
◆明るさが分からない
マニュアル撮影はちょっと難しいですね。被写界深度も固定しておきたいので、「絞り優先Av」にして露出補正で明るさ調整をするのが良いと思います。
→シャッターを押した後、撮れた画像で明るさ確認して、思い通りに取れてない場合は露出補正調整しましょう。
◆どこにオートフォーカスしているか分からない
フォーカス音で判断はできますが、どこにフォーカスが当たっているかがわかりません。
→最初にモニターでフォーカス位置がどこにあるのか確認しておきましょう。
最近ミラーレスでマニュアルフォーカスレンズの使用率が非常に高いので、慣れてくるとオートフォーカス自体が非常に煩わしく思えてきます。
そう思ったらぜひオートフォーカスを使わない撮影に。次からご紹介します。
★GV-2をスナップ撮影でフル活用したい方へのおすすめ設定
GRⅢをオートフォーカスを使わずに「パンフォーカスで使う!ピント合わせはしない」が結論です。
下記のように絞り優先でフォーカス位置を先に決めておくことがポイントです。
撮影モード:絞り優先
絞り :F8
フォーカス:スナップモード 5m
スナップモードのフォーカス位置については、「マクロボタン」を押しながら前面のダイヤルで変更することができます。
モニターの左側に被写界深度のバーが確認できますので、「∞」までバーが伸びている状態がパンフォーカスが取れている状態です。
ダイヤルを回すと、手前から無限遠まで一番距離が取れている設定が「2m」でしたが、スナップ撮影する被写体の距離が5m以上開いている方が多いので5mとしました。この辺りは、ご自身が撮影されている写真を振り返ってどの距離感が近いかで設定していきましょう。
なお、GRⅢでは「フルプレススナップ」という機能もあり、
「半押し」した場合はオートフォーカスが効いて、「全押し」した場合は設定したピント位置に合わせてくれる
という便利な機能なのですが、ファインダーではフォーカスポイントが分からないため、オートフォーカス自体使わないほうが無難ですね。
※液晶モニターを使っての撮影では威力を発揮すると思いますが。
まとめ
いろいろ書きましたが、外部ビューファインダーについては、不足している機能面を補う側面もあるんでしょうけど、
スナップ撮影しているときの自分の気分が重要だと思いますね。
さりげなくファインダーをGRⅢの小さな筐体に取り付けてスナップする。いざファインダーを覗いて撮影してみると、やっぱりモニターを見ながら撮影よりもテンションが上がります。
自分はスナップカメラに「写ルンです」感覚をもとめているんでしょうね。
これまでGRⅢを使ってきた方も、光学ファインダーで見る世界は違いますので、改めてGRⅢを見つめなおすいい機会にもなるのではないかと思います。
▼GRⅢユーザなら手元に置いておきたい一冊