GRファンの皆様、こんにちは!
今回はGRⅢの使い方の本命!「ストリートスナップ編」ということで、おすすめの設定方法をご紹介していきたいと思います。
基本編でもご紹介したユーザ設定にあらかじめ割り当てしておけば、よりスピーディに切り替えてスナップ写真を楽しむことができますよ。
皆さんの、GRⅢ/GRⅢxの撮影ライフにお役立てできるとうれしいです。ぜひ最後まで読んでみてください。
▼GRⅢユーザなら手元に置いておきたい一冊
パターン毎の作例と設定
パターン1 日中帯の街並みを捉える(day-snap)
今回の設定は街を歩きながら、目に入ったもので撮りたいと思ったときにサッと切り取るシーンで活用します。じっくり設定確認や、光の調整などはしている暇がないので、絞り以外はお任せモード。
あとはストリートを歩きながら街並みを撮るということで、被写体が数mは慣れていることを前提として、スナップモードを使います。(基本、オートフォーカスを使わずスピード優先です)
▼作例
▼設定項目
設定項目 | 設定内容 |
露出モード切替 | 絞り優先AE |
シャッタースピード | 自動 |
絞り | F5.6~8 |
ISO感度 | 自動 |
手振れ補正 | オン |
イメージコントロール | お好みで |
スナップモード | オン |
スナップ距離 | 2.5~5m |
パターン2 人や車の躍動感を出す(day-slow)
ストリートで通過していく車や、人の動ぎを表現する撮影方法で、シャッタースピードで調整していきます。被写体ブレが前提ですが、手振れをすると写真全体がぶれてしまうので、手振れ補正を有効にしつつも、しっかりホールドして撮影してきます。
▼設定項目
設定項目 | 設定内容 |
露出モード切替 | Tvモード |
シャッタースピード | 1/8~1/15 |
絞り | 自動 |
ISO感度 | 自動 |
手振れ補正 | オン |
イメージコントロール | お好みで |
スナップモード | オン |
スナップ距離 | 2.5~5m |
パターン3 夜の街並みを手持ちで撮影(night-snap)
夕暮れから夜にかけては光量が徐々に少なってきます。夜スナップの成功率を上げるため意識することは、ノイズと手振れ対策です。
ノイズについては、あらかじめ許容範囲を決めておきましょう。ISO6400くらいまで許容できればAUTOの上限値として設定しておきましょう。
最近、僕が良く使っている設定です。夜の暗い部分と光の部分をさらに強調してモノクロに仕上げる方法です。
GRⅢではイメージコントロールでモノクロの設定ができますが、その中でも一番光と影を強調して、メリハリのある写真となるのが「ハイコントラストモノクロ」になります。
▼作例
▼設定項目
設定項目 | 設定内容 |
露出モード切替 | Av:絞り優先AE |
シャッタースピード | AUTO |
絞り | F2.8 |
ISO感度 | AUTO |
手振れ補正 | オン |
イメージコントロール | ハイコントラスト白黒 |
まとめ
以上、三つのパターンに分けて、作例とともにご紹介しました。あくまで僕の設定している内容なので、皆さん自身でもアレンジしていただき、GRⅢのスナップ撮影を楽しんでいただければと思います。
今回ご紹介した三つのパターンのポイントをご紹介しますね。
- パターン1:日中体の街並みを捉える(絞り 5,6~8、絞り優先モード、スナップモード)
- パターン2:夜人や車の躍動感を出す(Tvモード、シャッタースピード1/4~1/15、手振れ補正ON)
- パターン3:夜の街並みを手持ちで撮影(絞り開放2.8、 手振れ補正ON イメージコントロール HighB/W)
▼GRⅢユーザなら手元に置いておきたい一冊