【GRⅢ/GRⅢx】クロスプロセスで切り取る|作例とともにご紹介

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GRⅢファンの皆様、こんにちは。T9です。

ストリートスナップのメイン機になっているGRⅢ。最近は「ハードモノトーン」や「ハイコントラスト白黒」などのモノクロ系を使ってばかりでしたが、たまには普段使わないものをと思い使ってみたのが「クロスプロセス

意外と昔の思い出や過去の記録みたいな印象的なイメージにしてくれて、少しはまりだしつつあります。

今回はそんなイメージコントロール「クロスプロセス」を作例とともに紹介いたします。

目次

クロスプロセスとは?

通常はネガフィルムで撮るとネガフィルム用の現像液を使いますが、「リバーサルフィルムをネガフィルム用の現像液で処理する」ことで現像をクロスされる処理となります。

それにより、発色が現実的な感じではなく、なんとなく懐かしい雰囲気を醸し出してくれる印象的な写真になります。

クロスプロセスの設定方法

通常のイメージコントロールと同様

「MENUボタン」→「静止画設定」→「画像仕上設定」→「イメージコントロール」

でクロスプロセスを選択すると使えるようになります。

もし選択ができない場合は、ファームウェアがアップデートされていない可能性があります。「クロスプロセス」は、GRⅢの場合、ファームウェアのバージョンが1.30で追加されています。

ファームウェアのバージョン確認、アップデートの方法は下記、記事で書いていますので、あわせてご参照ください。

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クロスプロセスは色味を、青、赤、黄と設定することができます。3パターン試してみて一番しっくりくるもので使っていきましょう。

設定の仕方は、

「イメージコントロール」をクロスプロセスを選んだあと、「fn」ボタンを選択します。そうすると彩度、色相・・・と設定できるようになるので、カーソル動かして、「色調」のところで選びます。

クロスプロセスで撮影した作例

それでは実際にクロスプロセスで撮ってみた作例を三つほどご紹介します。今回は色調の3パターンの違いも見ていただきたいので、カメラ内RAW現像も使って画像データを作成しています。

作例1

▼スタンダード

▼クロスプロセス(B:ブルー)

▼クロスプロセス(M:マゼンダ)

▼クロスプロセス(Y:イエロー)

マゼンダが早朝のマジックアワーをより幻想的に表現してくれています。この作例では一番合うのはマゼンダですね。

作例2

▼スタンダード

▼クロスプロセス(B:ブルー)

▼クロスプロセス(M:マゼンダ)

▼クロスプロセス(Y:イエロー)

こちらもマゼンダが合うようです。紅葉の赤みをより強調してくれてます。

作例3

▼スタンダード

▼クロスプロセス(B:ブルー)・

▼クロスプロセス(M:マゼンダ)

▼クロスプロセス(Y:イエロー)

この作例ではブルーが一番好きですね。スッキリとした感じに色味を表現してくれています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。色調も三つあって、どれを選べばいいかが悩ましいところではありますが、撮った写真シーンのイメージにもよるので、カメラ内RAW現像で3パターンやってみて、一番しっくりくるものを選ぶのが良いかと思います。

また、細かな設定をいろいろカスタマイズすれば、より自分の好みにあったた「クロスプロセス」を作りだすこともできますよ。

ぜひいろいろ試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

週末フォトグラファー&ブロガー
写真、カメラなどに関する情報をブログ「finderks.com」と共にお届け。皆さんにファインダーを通した感動と癒しを共有していきます。

CANON→SONY→FUJIFILMとカメラのメインシステムを渡り歩いてます。

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